若者もオーケストラも「生まれ変わり中」です 〜日本センチュリー交響楽団のコミュニティプログラム「The Work」

 オーケストラと就労支援。縁のなさそうな二つを結びつけたプロジェクトを日本センチュリー交響楽団が4月から展開しています。
 その名は「The Work」。NPO法人スマイルスタイル(スマスタ)が運営する若者就労支援施設「ハローライフ」(大阪市西区)との恊働プロジェクトです。働く意志はあるけれどまだ働く場所が見つからない若者を対象に、オーケストラのメンバーと一緒にワークショップを重ねて音楽をつくる試み。そのプロセスでコミュニケーション力を磨き、社会人としての基礎力を高めてもらうことを目指します。「若者改造計画」と言っていいかもしれません。
 ところが、ワークショップを見学し、参加者やセンチュリーのみなさんと話をするうちに、これは「オーケストラ改造計画」でもあると気がつきました。若者とオーケストラが影響し合い、変化していく挑戦なのです。
文:佐藤千晴(大阪アーツカウンシル統括責任者)
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クリエイティブとマーケティング。どちらにも人の心を動かす力がある。

山川徳久(やまかわのりひさ)/1963年和歌山県生まれ。4歳から大阪育ち。毎日放送事業局事業部マネージャー。 大阪府立大学で奥平俊六氏のもと日本美術史専攻。学士論文は「池田の呉春」。 ホテルニューオータニ大阪で勤務した後、米国コーネル大学大学院修了。専攻はマーケティング。修士論文は「Strategic alliances in the hospitality industry : a study of theory and practice」。 関わったイベントは、「サントリー1万人の第九」「坂東玉三郎特別舞踊公演」「ヨーヨー・マ東大寺特別奉納演奏」「世界遺産『ポンペイ最後の日』特別展」「松喬十六夜」など。各種ジャンルの音楽、歌舞伎、落語、演劇、ミュージカルからストリートダンスまで、守備範囲は広く雑食系。

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人とアートと地域をつなぐ

山下里加(やましたりか)/1965年和歌山県生まれ。アートジャーナリスト、京都造形芸術大学アートプロデュース学科准教授。京都教育大学では具体美術協会の嶋本昭三氏に師事。2008年、大阪市立大学大学院創造都市研究科修了。修士論文は「クリエイティブ集団グラフにおける創造的活動の源泉についてー成員の参加と学習を中心にー」だった。主な著書『震災と美術をめぐる20の話』(1995年、ギャラリー・ラ・フェニーチェ刊)、企画協力『きのうよりワクワクしてきた。ブリコラージュ・アート・ナウー日常の冒険者たちー』(2005年、国立民族学博物館)など。

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市民と対話する大阪アーツカウンシルをつくる

佐藤千晴(さとうちはる)/1962年東京生まれ。12歳から千葉育ち。早稲田大学第一文学部社会学専修卒。85年に朝日新聞社に入社、徳島支局を振り出しに大阪本社学芸部(現・生活文化部)などに勤務。途中96年から2001年まで東京本社学芸部・電子電波メディア局で働いたが、記者活動のベースは大阪。文化、特にクラシック音楽や宝塚歌劇がメーンフィールドだった。2013年4月に退社、同年6月、大阪アーツカウンシル統括責任者に就任。

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