大阪府と大阪市は、文化振興計画の策定及び変更に関する事項及び文化の振興に関する重要な施策について調査・審議を行うための諮問機関・審議会である「大阪府市文化振興会議」を共同設置しています。
大阪アーツカウンシル(正式名称:大阪アーツカウンシル部会)は、上記会議の常設部会として大阪府と大阪市が設置した機関であり、大阪の文化行政を推進するために、行政と一定の距離を置き、芸術文化の専門家による評価、審査等を行うことを目的としています。
以下の機能を担い、その活動状況や結果を大阪府市文化振興会議に報告、提案し、同会議の審議を経て知事・市長に提言を行っています。
[大阪アーツカウンシルの機能](大阪府・大阪市の文化事業の検証、評価、助成事業の審査及び成果の調査)
(情報の収集、分析、提供など。大阪の文化芸術に関する様々な事象について調査や研究を行うシンクタンク的な役割)
(新たな事業などの企画、立案および提言など、上記①②の活動から導き出された課題に対する講座や意見交換会の開催など)
組織形態
大阪府と大阪市が地方自治法第252条の7第1項の規定により共同設置した諮問機関である「大阪府市文化振興会議」の常設部会として設置されたもの。
正式名称は「大阪府市文化振興会議アーツカウンシル部会」であり、「大阪アーツカウンシル」と通称しています。
大阪府・大阪市の文化行政
大阪府と大阪市は、計画的に文化行政を実施するために、「第5次大阪府文化振興計画」及び
「第3次大阪市文化振興計画」で以下のビジョンを共有し、文化芸術の振興に取り組んでいます。
目指す将来像
「文化共創都市 大阪」~文化芸術が未来を切り拓く~
基本理念
・あらゆる人々が文化を享受できる都市
・大阪が誇る文化力を活用した魅力あふれる都市
・あらゆる人々が文化を通じていきいきと活動できる都市
施策の方向性
・文化にかかわる環境づくり
・文化が都市を変革する
・文化が社会を形成する
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アーツカウンシルとは?
文化や芸術の活動に対する補助・助成を中心に政策提言や調査研究などを行い、文化芸術の振興や発展に寄与するため、 行政や自治体と一定の距離を保ちながら、文化政策の推進を担う 有識者による専門機関と定義されています。 1964 年にイギリスで設置されたことを契機とし、現在では欧州・ 北米・アジア諸国の各州・各市に設置され、各地域の文化芸術活動を支えています。