第5回 大阪芸術文化交流シンポジウム「令和4年度 大阪における文化芸術関係者の実態調査」の結果を踏まえて 登壇者の紹介

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文化芸術にまつわる活動やその業界への新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、令和2年から「大阪における文化芸術関係者への新型コロナウイルスの影響に関する実態調査」( 令和2年度調査主体:一般財団法人 おおさか創造千島財団、令和3年度調査主体:大阪市文化課 ) が実施されてきました。今回のシンポジウムでは、上記調査を踏まえて大阪アーツカウンシルが令和5年1月に実施した「令和4年度大阪における文化芸術関係者の実態調査」の結果を受けて、文化芸術関係者が置かれている現状や、その声について共有するとともに、調査結果を読み解くことで、第3期大阪アーツカウンシル (令和4年度~) に期待される役割などを考える機会とします。 

第5回 大阪芸術文化交流シンポジウム 開催詳細

登壇者

大阪アーツカウンシル

宮崎優也(大阪アーツカウンシル統括責任者 / 指揮者・プロデューサー)

尾崎雅久(大阪アーツカウンシル委員 / 合同会社尾崎商店 代表社員)

志村聖子(大阪アーツカウンシル委員 / 相愛大学 音楽学部 准教授)

塚原悠也(大阪アーツカウンシル委員 / アーティストユニット contact Gonzo ディレクター・パフォーマー)

長川勝勇(大阪アーツカウンシル委員 / インターナショナルアーティスト 支援協会 代表理事)

 

堺アーツカウンシル

上田假奈代(堺アーツカウンシル プログラムディレクター / 詩人)

大澤寅雄(堺アーツカウンシル プログラムオフィサー / ニッセイ基礎研究所芸術文化 プロジェクト室主任研究員)


宮崎優也(大阪アーツカウンシル統括責任者 / 指揮者・プロデューサー)

1988 年東京生まれ。高校を卒業を同時に渡米。指揮、音楽学、神経心理学を学び、ノーステキサス大学院にて修士号取得と博士号単位取得満期退学。 在学中から青少年オーケストラや地方プロオーケストラで音楽活動を行う。青少年オーケストラでは就任2年目にしてウィーンとザルツブルグで2公 演を行うオーストリア演奏旅行を実現する。並行して高校や音楽大学の非常勤講師、音楽祭などに音楽スタッフとして参加するなど教育方面で経験を踏む。11 年間の米国における活動から帰国後、関西圏でフリーランス指揮者として活動し、その傍ら、オペラ団体のアーティスティックディレクター 兼事務局長として指揮・公演制作・法人運営など音楽・オペラ公演に必要な作業を全てこなす。2022 年 4 月より大阪アーツカウンシル統括責任者、大阪府市文化振興会議委員、大阪府文化アドバイザー、大阪市文化アドバイザーに就任。


尾崎雅久(大阪アーツカウンシル委員 / 合同会社尾崎商店 代表社員)

1976年千葉県生まれ島根県育ち。大阪芸術大学文芸学科在学中、劇団「桃園会」に制作として入団。退団後、約10年間、会社員+フリー演劇制作者の二重生活を送り、2008年に尾崎商店を起業。‘18年法人化。現在は公演制作業務だけでなく俳優、スタッフのプロダクション、企業や劇団のコンサル業務など【演劇】を軸にして幅広く社会とつながる業態に挑戦中。大阪芸術大学舞台芸術学科非常勤講師、大阪アーツカウンシル部会委員。‘23年3月聖天通劇場「番頭(仮称)」就任予定。国家資格キャリアコンサルタント・準認定ファンドレイザー。


志村聖子(大阪アーツカウンシル委員 / 相愛大学 音楽学部 准教授)

東京藝術大学音楽学部楽理科卒業。九州大学大学院芸術工学府修士課程を経て、同博士後期課程修了。博士(芸術工学)。相愛大学音楽学部准教授。単著に「舞台芸術マネジメント論—聴衆との共創を目指してー」(九州大学出版会、2017)、共著に「はじまりのアートマネジメント術経営の現場力を学び、未来を構想する」(水曜社、2021)ほか。2019年度 – 2021年度に相愛大学「伝統芸能コーディネーター育成プログラム」統括責任者を務めるなど、大阪における実演芸術や伝統芸能の担い手育成のあり方を理論・実践の両面から考察している。


 

(撮影:志賀理江子)
塚原悠也(大阪アーツカウンシル委員 / アーティストユニット contact Gonzo ディレクター・パフォーマー)

京都市生まれ大阪市在住。contact Gonzo メンバー、KYOTO EXPERIMENT 共同ディレクター。 関西学院大学大学院文学部美学専攻修士課程修了。2002 年に NPO DANCEBOX のボランティアスタッフとして参加した後、 2006 年パフォーマンス集団 contact Gonzo の活動を開始。 殴り合いのようにも、ある種のダンスのようにも見える、既存の概念を 無視したかのような即興的なパフォーマンス作品やインスタレーション 作品を、国内外、屋内外で多数制作。大阪アーツカウンシル専門委員。


長川勝勇(大阪アーツカウンシル委員 / インターナショナルアーティスト 支援協会 代表理事、公益財団法人大阪産業局 イノベーション推進部 プロデューサー)

香川県出身。大学卒業後、銀行に15年間勤務の後、複数企業の経営に関わりつつ、行政(大阪市)の企業支援機関でIT・クリエイティブ関係者等の起業や独立開業をサポートしている。現在は2013年に大阪市が設置した大阪イノベーションハブの運営に携わる一方、関西のイノベーション・エコシステム構築に向けた活動を行っている。また、2010年にアーティスト支援団体を設立、特に全国専門学校の在校生&OBの独立/起業支援に特化。各種専門学校と連携の上、学校の専門分野以外のビジネスノウハウの支援強化に務める。


(撮影:成田舞)
上田假奈代(堺アーツカウンシル プログラムディレクター / 詩人)

1969年・吉野生まれ。3歳より詩作、17歳から朗読をはじめる。2001年「ことばを人生の味方に、詩業家宣言」。2003年、大阪・新世界で喫茶店のふりをしたアートNPO「ココルーム」を立ち上げ、釜ヶ崎に移転し、2012年「釜ヶ崎芸術大学」開講。2016年ゲストハウスのふりもはじめ、釜ヶ崎のおじさんたちとの井戸掘りなど、あの手この手で地域との協働をはかる。著書は 詩写真集「うた」(WALL)、「釜ヶ崎で表現の場をつくる喫茶店、ココルーム」(フィルムアート社)など。大阪公立大学都市科学・防災研究センター研究員、NPO法人こえとことばとこころの部屋(ココルーム)代表理事。大手前大学非常勤講師。


大澤寅雄(堺アーツカウンシル プログラムオフィサー / ニッセイ基礎研究所芸術文化 プロジェクト室主任研究員)

(株)ニッセイ基礎研究所芸術文化プロジェクト室主任研究員、NPO法人アートNPOリンク理事長、日本文化政策学会理事、九州大学社会包摂デザイン・イニシアチブのアドバイザー、堺アーツカウンシルプログラム・オフィサー。2003年文化庁新進芸術家海外留学制度により、アメリカ・シアトル近郊で劇場運営の研修を行う。帰国後、NPO法人STスポット横浜の理事および事務局長を経て現職。共著=『これからのアートマネジメント”ソーシャル・シェア”への道』『文化からの復興市民と震災といわきアリオスと』『文化政策の現在3 文化政策の展望』『ソーシャルアートラボ 地域と社会をひらく』。