【報告】令和3年度 大阪の文化芸術に関する調査報告書(インタビュー調査)

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2021年度「大阪アーツカウンシル」大阪の文化芸術に関する調査(インタビュー調査)を実施し、その報告書をまとめました。

インタビュー調査に当たり

大阪府と大阪市は、大阪の文化施策を推進する仕組みとして、2013 年度(平成 25 年度)に 大阪府市の附属機関である大阪府市文化振興会議の部会という位置付けのもと、「大阪アーツ カウンシル」を設置しました。

大阪アーツカウンシルは、独立性と専門性を確保しつつ、文化行政と大阪における文化芸術の 現場とのつなぎ役という機能を果たしながら、「評価・審査」「調査」「企画」など、大阪における文 化芸術のパワーアップに向けた取組みを行ってきました。

本調査では、大阪の文化芸術を取り巻く環境及び地域の文化芸術の推進体制のあり方に焦点 を当て、大阪の文化芸術と関わりの深い個人またはグループに対し、半構造化インタビューを中 心とした、定性調査を実施しました。大阪の文化芸術の実態を把握するとともに、地域の文化芸 術の推進体制として、大阪アーツカウンシルが取り組んでいくべき課題を考察することにより、今 後の取組みを推進していくうえでの指針とし、ひいては大阪で活動する芸術文化を支える人材の 育成・支援へとつながるよう、とりまとめを行いました。

本調査に協力いただいた皆様、関係者各位に対し厚く御礼を申し上げます。

インタビュー調査概要・テーマ・対象者

大阪における文化芸術を取り巻く環境及び地域文化芸術の推進体制のあり方に焦点を当て、 下記 4 つのテーマのもと、大阪の文化芸術と関わりの深い個人またはグループをインタビュー対象者として設定した。

テーマ 1:長期的な視点で文化芸術を捉える 

橋爪紳也 大阪公立大学研究推進機構特別教授、観光産業戦略研究所所長

高田昌 元大阪文化団体連合会運営委員長 

中川幾郎 帝塚山大学名誉教授 

佐藤千晴 ジャーナリスト・編集者、元大阪アーツカウンシル統括責任者 

 

テーマ 2:大阪の文化芸術に関わってきた経験からの各ジャンルの過去と現在 

小野真龍 天王寺楽所雅亮会副理事長、関西大学客員教授 

原久子 アートプロデューサー、大阪電気通信大学教授

福山修 大阪フィルハーモニー交響楽団事務局長 

森田かずよ 俳優・ダンサー 

 

テーマ 3: 2020 年代の大阪のアートシーンをつくる人たち-現在から未来へ- 

相内唯史 インディペンデントシアター劇場プロデューサー、最強の一人芝居フェス「INDEPENDENT」総合プロデューサー 、株式会社 INDEPENDENT 代表取締役 

斎藤努 プロデューサー 

高橋亮 FM802/FM COCOLO のアートプロジェクト「digmeout」プロデューサー 

宮地泰史 あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール企画事業チーフ・マネージャー 

太田真紀 声楽家

阪田裕規 十三浪曲寄席主催者 

さかいひろこ 落語会企画・制作ユニット代表 

髙橋俊二 「障がい者とダンス」を結びつける日本アダプテッドブレイキン協会代表 、「レアジャンルダンスと世の中」を繋げる団体、ヨジゲンズの代表 

山崎紀子 シネ・ヌーヴォ支配人
矢倉鈴奈 一般社団法人 BALLET OFFICE JAPAN 代表理事 

 

テーマ 4:地域文化芸術振興の現在・未来-地域アーツカウンシル機能について 

上田假奈代 堺アーツカウンシル プログラム・ディレクター 

杉浦幹男 アーツカウンシル新潟 プログラムディレクター