大阪井上同門定期会 能「頼政」[2017/7/2]

イベント

昭和20年から続いている、観世流・井上家同門の能楽師主催による定期公演。
能楽を代表する人気曲「頼政」を上演する。
文武両道にたけ、和歌においては平清盛からも認められた平安末期の武将・源頼政。
老武者であった頼政の最期を悲哀とともに力強く描いた世阿弥の修羅能をお楽しみください。


日程:2017年7月2日(日)13:00
※開場12:30

会場:大阪能楽会館

チケット:自由席
前売4,000円/当日5,000円
学生2,500円※要証明

チケット取扱い:大阪井上同門定期会
TEL・FAX=06-6328-5147(寺澤方)

番組:
・素謡「松風」 井上裕久 吉浪壽晃 浦部好弘
・仕舞「采女 キリ」 寺澤忠芳
・能「頼政」 寺澤幸祐 福王知登 善竹隆平
 笛:赤井啓三 小鼓:久田陽春子 大鼓:山本哲也

能「頼政」あらすじ:
諸国を訪ねる旅僧が京都から奈良へ向かいます。その途中に宇治の里に立ち寄り景色を眺め、この辺りの人の来るのを待っています。そこへ1人の老人がやって来たので僧は名所を尋ねます。老人は宇治の名所を紹介し、平等院へと誘います。昔、高倉宮が戦を起こした時、宮方の源三位頼政がここに扇子を敷き自害した所だと教えます。そして今日がその命日であり、自分が頼政の幽霊であると名乗って消え失せます。その後、頼政の霊を弔い読経し旅寝している僧の夢の中に、法体の身に甲冑を帯びた老武将の源三位頼政が現れます。治承4年挙兵し、宇治に陣を構えて宇治川を挟んで決戦の有様を力強く語りますが、平等院の芝の上に扇を打ち敷き「埋れ木の花咲くこともなかりしに…」と辞世の歌を残し自害します。そこが扇の芝であると言い僧に回向を頼んで消えていきます。

主催・お問い合わせ:大阪井上同門定期会
TEL・FAX=06-6328-5147(寺澤方)

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