大阪アーツカウンシルが主催する小さな交流サロン「あつかん談話室」。
第12回(1/26)のゲストは一般社団法人関西伝統芸能女流振興会代表理事の向平美希(むこうひら・みき)さんです。
関西伝統芸能女流振興会とは、いわば「伝統芸能の女子会」。日本舞踊、長唄、常磐津、義太夫など多彩なジャンルの演奏家・実演家と、大道具、照明、衣装など裏方で働く女性たちが「もっと伝統芸能の魅力を伝えたい」と、昨年、誕生しました。
向平さんは30歳を迎えたばかり。でも芸歴は28年! なにしろ、常磐津で初舞台を踏んだのが2歳9カ月ですから。
幼い頃から常磐津のほか、日本舞踊、長唄、お囃子などさまざまな伝統芸能の稽古を重ね、8歳から15歳まで松尾塾子供歌舞伎にも参加。一芸に専心することを良しとする伝統芸能の世界には珍しく、幅広く経験を積みました。
向平さんは「コンサートを聴きに行くように、気軽にチケットを買って行きたくなる伝統芸能の舞台を、表方と裏方の女性たちで力を合わせてつくりたい」と言います。そのために関西伝統芸能女流振興会を立ち上げました。
12月に大阪市の国立文楽劇場小ホールで開いた第1回公演「ましろ会」は、初心者にも分かりやすいレクチャーをまじえつつ新作も披露する意欲的な構成でした。
向平さんは初心者のどんな質問にも丁寧に答えてくれる頼もしい存在です。この機会に「あつかん談話室」で伝統芸能への扉を開けてみませんか?(佐藤千晴)
<日時> 2018年1月26日(金)19:00~20:30
(18:45開場)
<場所>
大阪府立江之子島文化芸術創造センター(enoco)4階ライブラリー
<ゲスト>
一般社団法人関西伝統芸能女流振興会代表理事 向平美希さん
プロフィール:1987年大阪生まれ。幼い頃から常磐津、日本舞踊、長唄、お囃子などを稽古、8歳で松尾塾子供歌舞伎に入塾。卒塾後は市川少女歌舞伎で活躍した市川梅香(歌舞伎舞踊さつき流家元)に師事。松尾塾ほか子供歌舞伎指導を中心に活動している、2017年に伝統芸能に携わる女性有志と一般社団法人関西伝統芸能女流振興会を旗揚げ。
<参加費> 無料
<定員> 15名(先着順)
*申し込みフォームはこちら↓
https://goo.gl/forms/o0pGbmBojy4s7t762
<enocoへのアクセス>
大阪市西区江之子島2丁目1−34
地下鉄千日前線・中央線「阿波座」駅8番出口から西へ約150m