未来の芸術文化を担う若手プロデューサーの育成と、大阪にある優れた芸術文化の魅力発信を目指す「芸術文化魅力育成プロジェクト2017」が10月25日、総合プロデューサー加藤種男さんのレクチャーからスタートします。
大阪アーツカウンシルが提言し、大阪府・大阪市の共催で2015年にスタートしたプロジェクトです。
今年は「Osaka Creative Archipelago(オオサカ・クリエイティブ・アーキペラゴ)-大阪府内に点在する多彩なクリエイティブ拠点をつなぐ試み-」として、一般財団法人おおさか創造千島財団が企画・運営します。
府内で自ら小さな拠点を運営する5組6名の若手プロデューサーが国内外の様々なアーティストと展示、ライブ、ワークショップなどを展開します。
あわせて広く門戸を開いてプロデューサー育成に向けたレクチャーや交流の機会も提供します。
10月25日は19:00から大阪市中央公会堂地下大会議室で、加藤さんが「アートプロデューサーの役割〜起業家という観点から芸術の社会的価値を検証する」と題して話します。
鎌倉時代に東大寺の大仏再建を推進した僧・重源、宗教改革の時代にアートと外交を結んで活躍した画家ルーベンスの2人を「創造事業家」ととらえて話します。また、江戸時代に大坂の町人がつくった学問所・懐徳堂に、クリエイティブ・プロジェクトという側面から光を当てます。
レクチャー後に今年度のプログラムの全容も発表します。
参加無料、要申込。定員80人。
申し込みはおおさか創造千島財団HPへ。